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2013年度ミス日本グランプリ鈴木恵梨佳さん。
任期を終えた現在、その美しい容姿を保ちながら、緑の空間デザインプロデューサーという夢にむかって着実に日々を歩んでいます。そんな鈴木さんに、植木協会の事業、圃場での作業など体験してもらい、感じた事などレポートしてもらおう、というのがこの企画。
鈴木恵梨佳
緑豊かな東京都高尾に生まれる。
2013年度ミス日本グランプリ。大学で学んだ植物や土壌に関する知識、ミス日本での経験を基に、緑地空間プロデューサーを目指し、日々奮闘中。
ブログ『鈴木恵梨佳のGreenDiary』
http://erika0706.hatenablog.com/
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えりかが行く
第一回 環境省主催「みどり香るまちづくり」企画コンテストの表彰式
第二回 えりかが行く!「掘り取り・根巻き編」
第三回 えりかが行く!「コンテナ苗植替え&出荷箱詰め編」
第四回 えりかが行く!「樹木識別のポイント講習会編」
第五回 えりかが行く!「トピアリー制作編」
第六回 えりかが行く!「大径木掘り取り編」
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皆さん、こんにちは!2013年度ミス日本グランプリの鈴木恵梨佳です。私は大学で造園学を専攻しており、ミス日本の経験などで感性やインスピレーションを養い、緑の空間デザインプロデュースをしていきたいという目標を持っています。
そんな中で素敵なご縁を頂き、これから私が体験したことを緑化通信で連載させてもらえる事になりました!どうぞよろしくお願い致します。

今回は環境省主催「みどり香るまちづくり」企画コンテストの表彰式のお手伝いへ行ってきました。
このコンテストは、まちづくりに香りの要素を取り込むことで良好なかおり環境を創出しようとする地域の取り組みを支援するために開催されています。
第八回目の環境大臣賞には、中川ルネサンスプロジェクトという、駅前中央遊歩道に誰もが手入れやお世話のできる花壇や緑のスクリーンやナーサリーなどを配し、みんなで花と香りを育て、学校や駅や公園を繋ぎ、人々が集まりふれあう交流広場を目指す企画が受賞しました。


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13:30 座談会
受賞者の思い、審査講評などで参考になったことを真剣にメモをとる
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15:00 表彰式
鈴木さんの登場で各団体のプレゼンターも笑顔に

表彰式前に行われた座談会では、受賞者の皆様から作品のポイントを直接伺いました。「香りをどう用いるか」については「人と自然の生き物たちを緑と花が繋ぐ、共生する、そこに香りというポイントを置く」という内容が伺え、とても勉強になりました。
私が今後、緑の空間デザインプロデュースの機会を頂けた時、ぜひ参考にしたいです。他に印象に残った話は、香りの好き嫌いへの対応について、東京農業大学造園科学科の近藤三雄先生がお話されていたことです。
「デザインも一緒だが香りも十人十色の好みがあるもの。万人に好かれるものをと苦戦する前に、まず自分が好きになるもの楽しめるものを作るのが良いでしょう」このお話は私にはなんだか衝撃的で且つ心にストンと落ちるような納得感がありました。


表彰式の後に行われた近藤先生の記念講演「東京オリンピックに向けて香しい和の国に」は、所々で会場が笑顔に包まれる素敵な講演でした。海外では見えない緑化として、目の不自由な方にも楽しんでもらえるように香りをテーマにした公園があります。ただ、もっと大きな観点である都市整備に「香り」を基調にした取り組みは、これまで歴史的に世界中どの国でも行われていないそうです。東京オリンピックに向けたひとつの取り組みとして、香りにもキーポイントを置く「都市緑香」を掲げ、世界からの旅行者を和の香りに包んでおもてなしをしようというビジョン、とても興味深かったです。
先生はそのビジョンに向けてのステップのひとつとして、日本庭園を無形文化遺産に登録することを提唱されており、実はもうその活動も開始されていると伺いました。
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私も、日本庭園は最上級のおもてなし空間であり、無形文化遺産になるべきだと思いますし、私の今の大きな夢【東京オリンピックの時に世界の方を日本の緑でおもてなししたい!そのおもてなし空間を作る一人になりたい!】という夢にとてもリンクしているので、ぜひ何かお手伝いできるように頑張りたいと思いました。
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表彰式での鈴木さん挨拶。
東京オリンピックでの緑地空間プロデュースの夢を公言。
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記念撮影に引っ張りだこ
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 皆さん、こんにちは!いよいよ新年度が始まりましたね!私もミス日本の現役任期を終え、念願叶って園芸・造園業界で働き始めました。毎日頑張っています!
今回はドレスではなく、仕事で着ているお気に入りのエプロンと長靴を履き、「佐野園」へ樹木の「掘り取り」と「根巻き」の体験に行ってきました。


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まずは「掘り取り」に挑戦しました。
始めに枝や葉を麻縄でくくる(しおる)のですが…結び方が難しく大苦戦!
出来るようになるまで何度も教えてもらいました。引っ張ればさっと解けるのに、緩まず結べる魔法の結び方!今回マスター出来たので、仕事の時のみならず、雑誌など荷物を縛る時にも活用していきたいと思います。

こうしてやっと準備を終えて、いざぐさっと掘るぞ!と思ったら…お手本の佐野さんは、バックしながら植木の周りをくるくる回り、えんぴの裏側を使って少しずつ土をどけ始めたのです.こうやって掘り取る大きさを決め、次にえんぴの内側で土を叩く様にとんとんと一周形を整えて…やっと”ぐさっ”と掘るのだそうです。
掘り取り作業に、こんなに工程があるなんて、驚きでした。
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後ろに下がりながら...が難しい...
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掘り取り完了

実際にやってみると、土を囲う大きさは不格好にならないよう丁度良い大きさにすることや、えんぴは真下ではなく、斜めに差さないと下の根が切れず掘り取れないことや、えんぴに付いた土はハサミの取っ手や刃を使うと簡単に取れることなど…掘り取りについて、大学で勉強しましたが、聞いたのとやってみるのでは大違いでした。
ポコっと植木が取れる感覚は癖になりそうなくらい楽しかったです!
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佐野会長がえんぴの土をおとす
コツを直伝

次は「根巻き」に挑戦しました。麻布のサイズと麻縄の太さを根鉢の大きさに合わせて選んだり、麻布で土が見えないよう綺麗に包んだりと、まるでラッピングをしているようでした。
掘り取りの時も大きさが不恰好にならないように気を付けましたが、植木という商品を少しでも素敵にしてお客様に渡そうとたくさん心くばりをしているんだなぁと感じました。
そして、こういうところにこそ、どれだけ植物やお客様を大切に思っているかが表れるのではないかと感じました。今後根巻きされた植木を見かけた時は、ぜひそういう点も見てみようと思います!


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佐野さんの手本を見ながら、真剣に巻きます

佐野園さんがたくさん体験用の植木を用意して下さったので、いろんなバージョンの根巻きも教えてもらえ、やればやるほど出来るようになり、嬉しかったです。
以前、私にとって、造園業界は職人肌が強く、少し怖そうなイメージがあったのですが、日本植木協会さんにご縁を広げて頂き、そのイメージが覆されました。
今回お邪魔した佐野園さんは、たとえタマリュウひとつだけを買いに来てくれたお客さまも、とても大切にされているというお話を伺って、こういう人柄が植木にも現れていくのだろうなぁと、体験を通して深く感じました。 


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佐野園さま、東京都支部の皆さま、
御親切にして下さって、本当にありがとうございました!
体験当日は大荒れの天気予報。鈴木さんも雨がっぱ持参、ずぶ濡れ覚悟で臨みました。…が、不思議なことに作業を始めても雨は降りません。全行程を終え記念撮影もして佐野園様事務所に入った途端、大粒の雨!強運の持ち主鈴木さん、真摯な姿勢の佐野園様、相乗効果で天候までも引き寄せたのでしょうか。「学生時代にインターンシップで職業体験の場があればいいですよね。」と鈴木さん。専門の大学を卒業しても業界へ就職しない、できない…、という現状をふまえて鈴木さんが発した言葉です。後継者不足は深刻な問題、彼女のこの一言に考えさせられました。次回は安行で体験予定です。
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今回、掘り取り体験を受け入れてくださった佐野園さまは、素敵な蔵がトレードマーク。
立川の地で古くから、蚕、ウドの栽培を行い、現会長が高度成長期に緑化樹木生産を開始。樹木はもちろん、草花や芝まで細かな注文に誠実に応える姿勢で多くのお客様から愛されています。
●佐野園東京都立川市柏町2−22−4
TEL:042−536−2008
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五月晴れの中、さいたま市でグラウンドカバーを生産している植木屋さん、グリーンファーム・アンドウさんへお邪魔しました!今回は、コンテナ苗の植え替え作業の体験です。
早速、農場とハウスをご案内頂いたのですが…あまりの種類の多さにびっくり!!!!


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今やグラウンドカバーの植物の種類の多さは、専門の植木屋さんも把握しきれないほどの量だそうです。訪れた時期は、黄や赤などの葉をもつカラーリーフ・プランツが美しく、グラウンドカバーにこんなにもたくさんの種類があるのだと知ることが出来、なんだかデザインの幅も広がりそうで、ハウスや農場を見て歩くだけでも、わくわくして楽しかったです!
似ていたり色違いだったとしても、それぞれのグラウンドカバーには、お水が好きだったり、夏に弱かったりと、個性があるので、そのことをちゃんと把握して使ってあげることが何よりも大切なんだと教えて頂きました。
ですから『ここは黄色、ここは細い葉っぱ』などざっくりとしたデザインを考えてから、植物のスペシャリストである植木屋さんに相談しながら、植栽植物を決めて行くのが一番良い方法なのかな…と思いました



いよいよコンテナ苗の植え替え&出荷箱詰め体験へ!

まずはコンテナ苗の植え替え。
ハイビャクシンを一回り大きい15?直径のビニールポットへ植え替える作業です。元の鉢から植物を取り出す際は、根鉢がくずれないように、ぎゅっと固めるのがポイントだそうです。
そして、大きなコンテナへ土、植物、化成肥料を入れて植え替え完了です。


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(1)元の鉢から取り出し、根鉢をぎゅっと固める (2)大きな鉢へふわっと植え替え (3)仕上げに化成肥料
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大きなコンテナへ植える時の秘訣のひとつが、ぎゅーっとコンテナに土を詰め込み過ぎないこと!
地面に植物を植えるときは、根っこの周りに空間が空かないようにぐっと足で踏んだりして土を入れますが、コンテナの場合はお水を掛けただけでも土が沈み上記と同じ効果になるので、ふわっと土をかけてあげるだけで良いそうなのです!お勉強になりました!
造園業界で働き始めて三ヶ月…少しは植物の扱い方に慣れてきていたので、今回はあまり苦戦せずに楽しく体験出来ました!
しかし、ベテランさんたちのあまりの作業の速さには驚きました!
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次に箱詰め出荷体験!

ハウス内で受注した苗をピックアップして箱に詰めて出荷する作業です。…が取材日は、まさに五月晴れ。
とってもお天気が良く、ハウスの中の気温はぐんぐん上昇し…ほんの少し作業しただけで、汗が噴き出しました!
これでは夏はどうなってしまうのだろうと、考えただけでも恐ろしかったのですが、夏になるとスタッフの皆さんは、熱中症にならないよう十五分おきに休憩を取るそうです。
作業を中断するというのは、集中力も分断しなくてはならず、また環境もサウナのような中で夏は本当に大変だなと思いました。


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丈の違う植物をつめものを工夫しながら詰めていきます

こうやってたくさんの方の愛情と頑張りに支えられて成長し届けられてくる植物たち…
このことを知って、自分の勤め先にいる植物たちもさらに愛おしく感じるようになりました。最後に、今回一番嬉しかったことを…。
それは私と同世代の女の子が植木屋さんで一生懸命働いていたこと!女の子が現場で活躍し、頑張っていると知れて本当に嬉しかったですし、私ももっと頑張らなくては♪と気合いが入りました!


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グリーンファーム・アンドウさん、本当に素敵な機会をありがとうございました!
 
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和物鉢物、盆栽の生産から、ビニールポット(コンテナ)によるグラウンドカバープランツの生産へ移行し25年。現在は、豊富な品揃え、色とりどりの商品をお客様へ提供しています。埼玉高速鉄道・浦和美園駅の誕生に伴い、さいたま市岩槻区に生産圃場を新設し、合計三箇所の圃場を拠点としています。毎日、離れた圃場間をグループで移動するため、従業員のチームワークの良さ、和気藹々とした雰囲気を感じさせる社園です。
●(有)グリーンファーム・アンドウ
埼玉県さいたま市岩槻区黒谷竹下409
TEL:048−791−2772
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先日は「樹木識別のポイント講習会」へ!造園設計・施工・生産の方々に、もっと緑化で扱う樹木について知ってほしい、ということで「環境緑化樹木識別検定」が出来、今回は検定の時のように実際に枝葉を見ながらそれぞれの特徴や見分けのポイントについての講習会でした。
しかし、ずらっと並んだ100種類あまりの枝と葉っぱを見ても、私からすると、もう全てが同じに見えてしまうという不安なスタート…。
開会のご挨拶でお話にあった『全く知らない植物と出会った時、一から手探りで探して行くと膨大な時間がかかってしまう。植物を扱う商売をプロとしてやっていく上で、まず樹木を識別できることは必須能力である。』という言葉を、一瞬にして痛感しました…。


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100種類あまりの枝葉、そのボリュームに圧倒されます

不安の渦に吸い込まれそうになりながらも、講師の先生のお話を聞いてみると、まず似ているものを並べてその違いを挙げており、なんだか間違い探しゲームをしているようでだんだん楽しい気持ちに!
例えば、クロマツとアカマツ。触ってみるとアカマツの方がちょっと葉が柔らかいのです。
このように図鑑に載っていることを丸暗記するのではなく、五感を使って識別すると、とってもわかりやすく覚えやすい!そして何より楽しい!!


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ヤマモミジとオオモミジの鋸歯の違いをルーペで確認

また印象的だったのが、葉っぱの形だけで樹木を識別するのがとても難しいということ!
今回の講習会に参加するまで、植物の特徴が一番現れるのは葉の形で、葉の形こそが樹木を見分ける際の決め手となるのだろうと思っていた私にとって、この考えの全てを覆される結果となりました!
葉の形が同じ植物でも、枝への付き方、枚数などによって、全く違う樹木になってしまうことがあるのです。
ここがまた樹木識別の奥深さであり、難しさなのだと思います。
樹形を見ることが出来れば多少識別しやすいのだそうですが、刈り込まれても識別できる力をつけるためには、やはり検定のように枝と葉のみで識別の判断力をつけるのが大切なのだと思います。
ヤマモミジやオオモミジなどは、ルーペで鋸歯の先がたくさん山になっているかという点で判断するなど、あまりに細かい世界もあり、正直こんなに覚えられるのかと気が遠くなりました。


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講師の先生は似ている樹木を選び、コツを伝授してくださいます

しかし、講師の先生の『自分の好きな興味のある植物から楽しく覚えて行くことが大切です。』というお話を聞いて、まずは好きな植物とその仲間を覚えて、その中で樹木識別のコツを掴んで行くのが一番良い方法なのではないかと思いました。
今回の講習会に参加し、植物の奥深さを改めて感じる1日になりました。


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先日は、小林養樹園でみどりの美術館見学と、トピアリー制作体験をさせて頂きました。
まずは、10月28日に開館イベントみどりとアートの収穫祭が行われるみどりの美術館を一足先に見学。
とってもキュートなトピアリーがたくさんで思わず写真を撮りたくなりました。
これらは小林社長自ら発泡スチロールで基礎となる人形を作り、ステンレスでトピアリーベースまで作成されたそうで…社長のあまりの多才さに驚きました!
トピアリーベースのステンレスだけでもアート!!!!こちらのダックスフンドは顔の向きをお好みに動かせるようになっているのです!社長自らベースも作っているからこそ出来る技術です。
アーティストとコラボしたトピアリーもとっても素敵でした!独特な世界観に魅了され、私も気づいたら大はしゃぎで遊んでしまいました!楽しかった〜。みどりの美術館がオープンしたらまた遊びに行きたいです!




次にいよいよトピアリー制作体験!私はトピアリーに対して、何十年もかけて形を作り、管理も形を保つのが大変というイメージがありました。そのため、トピアリー制作体験なんて私に出来るのかな?と少し不安だったのですが…
まず樹木選び!今回は落葉せずトピアリーに適したキンメツゲを使用しました。


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(1)明るく楽しい雰囲気のトピアリーが所狭しと並びます (2)発泡スチロールの原枠は彫刻作品!まさにアートです! (3)ダックスフンドちゃんは顔が左右に動かせます
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(4)枠に入れやすいように麻ひもでしおります (5)樹を傷めないように枠をすっぽりかぶせます
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(6)(7)大きめの鉢へ移し、たっぷりと水やりしました

こちらのくまちゃんトピアリーの制作だったのですが、ここの枝が足になるかなー?
耳まで木が届くかなー?などイメージしながら選びます。そしてくまちゃんステンレスベースの中に樹木が入るように麻紐でぐるぐるしおります。
枝が折れないように樹木をくまちゃんステンレスベースの中へ…
底までステンレスベースが入ったらロープを取り、枝を足や手の中へ伸ばしてきて、紐で固定します。
どうしても飛び出てしまう枝があれば剪定し、揃えて完了!本来は緑でモコモコになるのに2年ほど育てて完成とのことですが、この状態でも充分可愛いし、自分で育てるのでもステンレスベースに合わせて剪定すれば良いとのこと。
想像していたより簡単でこのまま連れて帰り、育ててみたくなりました!


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枝が折れないように、樹木が窮屈じゃないように、大事に作業をすることと、形の可愛いさが相俟って、作っているうちにどんどん愛着が湧きました。
思わず【くま吉】と名前までつけてしまうほど!
しかし、こうやって名前を付けたり、たくさん愛着が湧けば、動物のペットに餌を上げるようにお水をあげたり、撫でてあげるように選定したりすると思うので、うっかり忘れて枯らしてしまうなんてことがなくなると思います。
小林養樹園の方が動物のトピアリーを『ガーデンペット』と呼んでいらしたのですが、まさしくその通り!
私も帰る時、くま吉との別れが辛いくらいでした…また会いに行きたいと思います♪
今回の体験で、トピアリーに対する私の中の管理が難しいというイメージは180度変わりました。
また、トピアリーはたくさん刈り込んで窮屈にして木が可哀想というイメージが少しあったのですが、小林養樹園のトピアリーたちを見たらそのイメージも覆されました!!
フレームがあることにより不要な刈り込みをせずに済み、庭木と同じようにその木にとって必要な剪定をするという形なので、何の手も加えてもらえないより、よっぽど青々と元気に育っているように見えました!
私もいつか大きなお庭のあるおうちで『くま吉』をガーデンペットにしたいなぁー!そんな夢が広がる楽しい時間でした!


小林養樹園
●有限会社小林養樹園
東京都立川市西砂町4
TEL:(042)531−0123
美しく整備された圃場とバラエティー豊かな品ぞろえで園芸研究家・設計者などからの信頼が厚い生産者さんです。10数年前の新樹種部会海外視察で出逢った「トピアリー」に国内での将来的なニーズを直感し、小林養樹園の代名詞となるまで成長させてきました。愛らしいからお世話も楽しい、成長に癒される、まさに「ガーデンペット」。楽しさ溢れるナーセリーは、事前にお電話いただければ見学できます。
トピアリー:http : //www.gardentopiary.net/
みどりの美術館:http : //www.midorinobijutsukan.com
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 最終回となる“えりかが行く!” は大きなクスノキの掘り取りと根巻き! 以前、体験した掘り出して根巻きする「上げ巻き」ではなく、穴を掘る「中巻き」に挑戦♪いつものエプロンではなく、ツナギに地下足袋履いて気合い充分で皆さんのお仕事にお邪魔させてもらいました!


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お世話になる生はんてん駒植木さんの袢纏を着せてもらいウキウキ!こちらの袢纏は、ミス日本でいう襷のようなもので、この袢纏を着ていると生駒植木の人間ということで信頼し敷地に入れてもらえる…「袢纏を着ている」=生駒植木の看板を背負って歩いているのと同じなんだとお話を聞き、そんな大切な袢纏を着せてもらえ、背筋が伸びる思いでした。袢纏を着て皆さんとお写真!仲間に入れて頂けてすごく嬉しかったです!

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最初はとにかくどんどん掘ります。樹木によって深さはちがうそうですが、胸の高さまで深く掘りました。
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数ヶ月前に、嫁ぎ(移植)先でも元気に成長が出来るようにと、太い根を切り、細かい根を生やしておく「根回し」がしてある状態からのスタートです。ツナギに地下足袋と見た目は完璧で意気揚々と臨みましたが…完全に道具と土に遊ばれてる状態…それでも優しく教えて頂きながら、見よう見まねで掘って掘って♪

そして、ぐるっと周りを掘れたらいよいよ巻いて行きます!樽巻きという巻き方で、根が崩れないようにしっかり締めていきます。
 


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(1)
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(2)
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(3)
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底をえぐるように掘ったあと、側面を麻布と紐で崩れないように巻いてから(1)、
根鉢の底の部分を掘ります(2)。
その後、星形を描くように紐を巻きます。ひもが緩まないようにひっぱる人、叩く人のチームワークが必要で声をかけながら進めます。(3)(4)


五角形にするために、星を書くように紐を巻くのですが、根鉢が大き過ぎて、私には途中でわけが分からなくなり…とにかくお邪魔にならないように根の周りをくるくる…社長に「そんなに回っているとパンケーキになっちゃうよ!」と笑われながらも、ちびくろさんぼの虎のように周り続け…全体重をかけて紐を引っ張り、最後は締めの重要な叩き役をやらせてもらいました!筋が良いと褒めてもらえ、それまでお邪魔ばかりしていたので少しは役に立ててとっても嬉しかったです!!近所の餅つき大会で頑張ってついていた甲斐がありました!


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この後出荷に向けての準備はありますが、ひと段落ということで体験取材はここまで♪たぶん皆さんの1/4も働けていないのに私はこの時点で、泥だらけのヘロヘロでもう全身筋肉痛…。決して「泥だらけ」=たくさん働いたではなく、如何に泥だらけにならずに作業出来るかも、お仕事が出来る証なのだと感じました。今回は初めてチーム作業へ参加させて頂いたのですが、リーダーの指示の的確さや、それぞれの役割分担、そしてその中での仕事の覚え方…チーム作業の中の緊張感や息を合わせる空気感を実際に体験する貴重な機会を頂け、本当に良かったです!
完全にお邪魔虫のはずの私に、優しく教えて下さって、本来作業の流れの中で自分で仕事を見つけ動かなくてはならないのに、私の出来るお仕事を随時振って下さり、感謝の気持ちでいっぱいです!
さらに帰りには「生駒」札のついたチタン製の研ぎ機をプレゼントして頂いて…ご用意下さった地下足袋と共に、毎日のお仕事でたくさん使いたいと思います。
今回もいつか自分が造園設計をする時のために知っておかなければいけないことを、体験しながら学ぶことが出来ました。
また材料となる植物たちを用意して下さる植木屋さんの大変さと凄さを改めて感じる時間になりました!生駒植木の皆様、ありがとうございました!
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そして最終回まで「えりかが行く!」を読んで下さった読者の皆様、拙い文章で読みにくい点もあったと思いますが、一年間取材を通し貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。2020年東京オリンピックで世界の方々を自分のデザインした日本庭園でおもてなししたいという夢を叶え、皆様にそのお庭を見てもらえるようこれからも精一杯頑張ります。


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編集後記
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 ハードな作業でしたが、笑顔を絶やさずてきぱきとこなすえりかさん。ミス日本時代に培った精神力と体力、そして素晴らしい気配りはどこへ行っても愛されます。今回も前日までの雨予報をものともせず、美しい青空のもと作業を終える事が出来ました。年間を通して実感したのは「えりかさんはツイている」。お天気も頑張る人を後押しするのかもしれません。
えりかさんが掘ったクスノキは数日後、丁寧にしおられ、クレーンでつり上げられ、トレーラーに乗りました。納品先は神奈川県内の新築マンション。
新しい環境でもえりかさんのように強く美しく成長しますように…。
樹高12m のクスノキ(掘り取り前)
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枝が折れないように丁寧にしおられ
クレーンでつりあげて…
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トレーラーに乗せられ、
新しい環境へ出発!
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●生駒植木株式会社
神奈川県横浜市戸塚区小雀町1805
TEL:(045)851−1805
URL : www.ikoma-ueki.co.jp
現社長から四代前に始めたサツキ生産から1世紀にわたり、先人たちから受け継いだ土地、培ってきた技術と伝統を見事に継承しつつ、地域に根差した植木生産・造園業を営んでいます。来場者がその樹木の利用法を想像できるように美しく整備された圃場、手入れの行き届いた道具、そして礼儀正しく心温かい社員の皆さん、そのすべてから誠実・堅実な社風、そして古き良き日本の心を感じさせてくれる社園です。

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