植木を植えると良いこといっぱい

「植木の下って涼しいぞ」

 夏は灼熱の太陽が容赦なく照り付けて、近年では熱中症もめずらしくなく、毎年死者が出ています。ほんと殺人的暑さです。
そこで、本当にどれだけ暑いものか測ってみました。

計測地 鳥取県鳥取市南隈の商業施設の駐車場
     北緯35度31分22.393秒 東経134度11分58.885秒
日 時 平成23年7月10日16:00

まず、駐車場の日向のアスファルトの温度を測ります。53.9度です。
次に、車の陰のアスファルトの温度。43.7度です。
そして植木の下、いわゆる木陰の温度は・・・・31.5度。
なんと、その差22.4度です。
想像してみてください。街路樹の全く無いアスファルトの道路を歩くこと。恐ろしい暑さだと思います。
街路樹があるから、まだ歩けるのだと思います。また街路樹が道路を覆った道を車で通られた経験のある方はお解かりでしょうが、とても涼しくて快適です。
 これらは、植木が根から水分を吸収して、葉っぱから蒸散する際に、熱を奪っていく作用、気化熱現象によって温度が下がっています。
 この仕組みは、古来より旅人が少しでも快適にと、古今東西様々な道では植木が植えられてきました。日本でも街道松や杉といったものが残って名所となっている場所があちらこちらにあります。
これを人工的にやろうと思えば、巨額の費用と、大量のCO2と大量のエネルギーが必要になるでしょう。ただ、植木を植えて管理するだけです。こんな安価なシステムは他じゃ考えられません。
 こんな、英知をいま再認識する時じゃないでしょうか。

日向のアスファルト

車の影のアスファルト

植木の木陰のアスファルト

(有)辰巳園(鳥取県)   加藤一巳