平成22年11月24日 鹿児島県出水市立西出水小学校
緑育出前授業
平成22年11月24日、鹿児島県出水市立西出水小学校において、3年生124名を対象に緑育出前授業を行いました。西出水小学校は、生徒数が800名弱という大きな小学校で、鹿児島県の青年部の約半数がこの小学校の校区内で仕事をしています。地域に多くの植木屋がある小学校ということです。そのため、学校の校庭には様々な樹木が数多く植えられています。
昨年は、私が鹿児島県支部の支部長になったということもあり、小学校との打ち合わせが最初の仕事でした。校長先生の所へ行くと、「今年も去年と同様、楽しい緑育授業をお願いしますね。」と、先方からお願いされてしまいました。今年で3年目の緑育出前授業は、構内での評価が高く、毎年の行事として是非とも協力をお願いしたいというお話を頂き、授業を成功させなければいけないというプレッシャーが強くなったことを覚えています。
授業内容は、3時間目と4時間目の2時間を使い、はじめの1時間は座学、後半は外に出てフィールドワークを行いました。
「植木屋さんとは?」という題目で、私達、樹木生産の仕事について説明し、緑の大切さが少しでも伝わるよう分かりやすく授業を行いました。授業をするポイントとして、プロジェクターをつかい、口で詳しく説明するのではなく、写真を多用することで、生徒たちが飽きずに話を聞いてもらえるように心がけました。
クイズ形式で問題を出し、答えてもらったり、仕事で使う道具の説明では、会員に作業着に地下足袋姿で登場してもらい、剪定鋏やスコップ、根を巻く為の道具など、生徒達の目の前で実際の道具を見せたりもしました。座学の最後には、質問を受け「植木屋をしていて楽しいことはなんですか?」「一番値段の高い木はいくらですか?」といった純粋な好奇心からくる質問が多く、答えるのに大変苦労しました。
後半のフィールドワークでは、「この木なんの木」という樹木の名前当てゲームをしました。予め10本の樹木に番号をつけておき、解答用紙にヒントを用意し、10種類の答えの中から選択してもらう形式で行いました。生徒124人を10班に分け、1班に1人、青年部会員が付き、ヒントでわからない問題を解けるように話をしてあげながら、校庭を1周します。生徒達は「この問題、難しい!」とか、「この木知ってる!」と言いながらゲームを楽しんでくれました。
今回の緑育出前授業を通して、植木屋の仕事の内容や、自分たちの住んでいる地域に、たくさんの植木屋がいることを知ってもらうことができたと思います。また、普段は何気なく過ごしている校庭の樹木に興味を持って接する機会を与えることもできました。授業後のアンケートでは、「とても楽しかった」・「僕も植木屋さんになる」・「木の名前が沢山覚えられて嬉しかった」などたくさんの感想をもらいました。
街路樹も、公園樹も、学校の校庭の樹木も生産された樹木で、植木屋という仕事は、実はとても身近な仕事である、そういう事に少しでも気づいてくれたら、私達、植木を扱う業種にとってこんなに嬉しいことはないのではないでしょうか。身近な緑を扱う仕事に誇りを持ち、緑育出前授業を通して、これからも子供たちに、いろいろな事を伝えていきたいと思います。
最後に、緑育出前授業という事業を展開している本会ですが、未来の消費者を育てる上でもとても有意義な活動であり、今後も継続して行っていきたい事業だと実感しています。
青年部会九州ブロック 郡山千晶
((有)郡山養樹園・鹿児島県)